2019 2/20 [ 水 ] 2019 3/4 [ 月 ]
ギャルリVEGA ※2/26(火)は休館
 
リアリズム7人展
不況になれば写実が流行るといわれる美術界だが、今展のメンバーはリーマンショック以前から今に至るまで一貫して写実を貫き通している。
一番のベテランであり年長の小澤一正は、「日常の静物」と名付けられた主にスズメをモチーフとした静物画で知られている。
その小澤に影響を受けながらも独自の世界観を確立しているのが三田肇であろう。三田は自身のアンティークコレクションを用いたトロンプルイユ(だまし絵)を得意とする。
日本の写実絵画のパイオニアであり、重鎮である青木敏郎の教えを礎に、繊細でしっとりした画を極めたのが北浩二である。
北より2歳年下で三田と同年代の木下敏彦は人物・静物・風景とオールマイティにこなし、その画風は海外の写実画家の雰囲気を感じる。
木下より5歳年下の白日会会員の坂元忠夫は、重すぎないポップな写実が持ち味で、その品のある静物画はどこかモランディー(ジョルジョ・モランディ 20世紀前半のイタリアの画家)を感じさせる。
このメンバーでの展覧会を重ねるごとに成長し、会の申し子的な存在なのが高畑幸伸であろう。繊細なその画風は織物の様な調子の美しさがある。
高畑より1歳若く、最年少なのが一水会会員の池田誠史である。池田は長年描き続けてきた静物画と、近年精力的に取り組んでいる風景画の両輪で勝負する。
ギャルリVEGAでの3回目となる今展では、メンバーそれぞれのリアリズム絵画の競演を堪能して頂くだけでなく、回を重ねるごとに移ろいでゆく画家の今を垣間見て頂きたい。

【出展者】
 小澤一正/三田 肇
 北 浩二/木下敏彦
 坂元忠夫/高畑幸伸
 池田誠史
  

  

  

  

  

  


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