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第33回 IKEDA文化DAY『いけだ観光スポット写真コンクール』入賞作品発表!

 今回33回目のIKEDA文化DAYは4日間の期間中を通して好天に恵まれ、ウォークラリー参加者は延べ約55,000名に及びました。
 各チェックポイントでも昨年に引き続き、検温や消毒など入念なコロナウイルス感染拡大防止対策を講じ、様々な工夫を凝らしたイベントや展示を展開。池田市内でも、様々なイベントが再開され出し、IKEDA文化DAYに毎年参加されている方に加え、初めて参加される方が多く見受けられ、ラリーを廻られる皆様のいきいきとした表情が印象的でした。
 来年も同時期に開催予定ですので、皆様の益々のご参加をお待ちしております。
 また、「いけだ観光スポット 写真コンクール ~IKEDA文化DAY 池田百景 写真コンクール」にも、池田市内外の方々からたくさんの作品をご応募いただきました。アフターコロナの日常が少し取り戻されつつある池田を感じる、みなさんの力作をどうぞご覧ください。

2022年度 第33回 IKEDA文化DAY『いけだ観光スポット写真コンクール』入賞作品

池田市長賞

「おててつないで 紅葉さんぽ」
大城 礼奈

いけだ市民文化振興財団会長賞

「梅園の国際交流」
幸丸 正樹

いけだ市民文化振興財団理事長賞

「城跡公園の淡墨桜」
井本 晴代

池田市観光協会会長賞

「静寂の朝は、紅に輝く」
前川 敏夫

池田商工会議所会頭賞

「チョウトンボと赤トンボ」
動道 千歳

関西・大阪21世紀協会賞

「癒しのサンセット」
髙田 元敬

サンケイリビング新聞社賞

「食物連鎖」
鶴田 紀子

耕文堂賞

「大きな手水鉢」
小野 仁彦

審査員特別賞

「ライジング・ムーン」
本田 健二

スマートフォン賞

「yellow ginkgo rug」
ISNA FAUZIA RAHMAH
(イスナ・ファウジア・ラーマ―)

【講評】

○池田市長賞
「おててつないで 紅葉さんぽ」 大城 礼奈 様
着飾った二人、七五三の御祝いでしょうか、おててつないだ二人のポーズがシャッターを切るタイミングと構図がよくあい二人の可愛い瞬間が撮れました。撮影場所の奥行描写のボケも心地よく縦位置のフレームも決まりです。

○財団会長賞
「梅園の国際交流」 幸丸 正樹 様
水月公園の梅林には、満開の頃沢山の人が花見に訪れます。その中での外国人家族の団らんが目についたのでしょう。そこでの記念撮影、画面のなか二人がマスクを外していますが、一人の女性の笑顔が素敵でマスク越しの家族全員も素敵な笑顔なのでしょう。梅林を背景に人物の配列も整っています。この長いコロナ禍ですのに、ちょっと気付かれた交流にほっこりとします。

○財団理事長賞
「城跡公園の淡墨桜」 井本 晴代 様
 写真撮影において構図はとても大切です。意識をするだけで全く違う作品に仕上がります。 
城跡風景をどのように切り取るか、この作品は前景に雪柳を配しその上方に満開の淡墨桜を取り込み花と城跡との距離感を縦位置で表現したことで素敵なフレーミングになりました。

○審査員特別賞
「ライジング・ムーン」 本田 健二 様
この作品の月の大きさを見たとき、超望遠レンズで撮影されたものだと思いました。実際、審査決定後応募票を確認すると1000ミリレンズで撮影しましたと書き込まれていました。応募作品一同に並べれば、存在感のある圧倒される作品でした。私は撮影にあたって1000ミリレンズを使った経験はありませんので軽々しく講評できませんが、やぐら城跡までの距離や月との位置関係等計算された成果がこの作品でしょう。
コンテストにまさか1000ミリレンズが出てくるとは驚きです。

○スマートフォン賞
「Yellow ginkgo rug」 イスナ・ファウジア・ラーマ― 様
 黄色く色づいた神社の大銀杏、美しいですね。
二本の大木が写っていますが、画面右側の銀杏は大きくどっしりとした形で左後ろの銀杏はほっそりとした形をしているので左右のバランスがよく縦位置の構図にしたことで重量感ある作品になりました。


ー 審査を終えて ー
写真の素晴らしいところは、自分の見た世界、頭に思い描いたイメージを他者に伝えられることです。
いけだ市長賞「おててつないで 紅葉さんぽ」 は動きのある被写体をタイミングよく撮りこんだことで可愛いが表現されました。
財団会長賞の「梅園の国際交流」はなかなかおさまらない長いコロナ禍での人恋しい時期の温かみを感じる一駒です。
財団理事長賞の「城跡公園の淡墨桜」は被写体をよく見て、花と城跡のベストポジションを見つけられたのがよかったです。審査員特別賞「ライジング・ムーン」は、やぐら城跡と満月との兼ね合いがむつかしいのでは。月の大きさに圧倒されました。
スマートフォン賞「yellow ginkgo rug」撮影のポジションで決まりました。

応募作品は年々レベルが高くなり、通常では入選していたかもしれないのに予選通過で終わってしまった作品も多くありました。入選の判断材料として先ずはピントやプリントの良し悪しです(今年の応募作品のプリントはよくありませんでした)。そして構図が整っているかどうかなどがあげられます。
私が作品を判断する上で最も重要視しているのは、被写体に対する作者の強い思いです。

               公益社団法人 日本写真家協会 会友     山田  訓生
     
【主催・お問い合せ】いけだ市民文化振興財団
☎072-761-3131

概要(2022年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため下記内容と異なる場合がございます。)

秋空のもと、豊かな自然と歴史・文化に彩られた池田のまちを巡る文化探訪ウォークラリー。
ラリーはどのチェックポイントからでもスタートでき、参加すると逸翁美術館や小林一三記念館なども無料で鑑賞できるほか、市内文化団体の合同作品展(池田商工会議所、中央公民館)では陶芸や絵画などの作品を一挙に展示。また、池田百景写真コンクール (中央公民館)、プラネタリウム(五月山児童文化センター)など、こどもから大人まで楽しめる見どころがいっぱい。
期間中に全てのチェックポイントのスタンプを集めると全員に参加賞を、抽選で素敵な賞品が当たります。
【チェックポイント】
池田商工会議所、池田市中央公民館、逸翁美術館、小林一三記念館、歴史民俗資料館、緑のセンター、五月山児童文化センター、池田城跡公園、落語みゅーじあむ、カップヌードルミュージアム 大阪池田、ギャルリVEGA、市立ギャラリーいけだ

※IKEDA文化DAY期間中は、落語会やお茶会、手回し蓄音機鑑賞会、バレエ公演など市内各所で様々な文化イベントが開催されます。
また、池田駅前の公園ではステージイベントや飲食ブースの出店など多数。

これまでのようす

市民総合文化フェア
カップヌードルミュージアム大阪池田
小林一三記念館
池田城跡公園
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