2024年 7/17(水) ~ 2024年 7/22(月)
市立ギャラリーいけだ
市立ギャラリーいけだ
前田勘治 個展
「空雲刻刻~7階の窓から見た風景」
「空雲刻刻~7階の窓から見た風景」
不覚にも足の骨を折り、川西市内の某病院に入院した。七階の見晴らしの良い病室からは六甲山が眺望でき、廊下の窓からは、釣鐘山や猪名川にかかるハープ橋が見え、私の絵心を刺激した。
ところが、入院中、外出はおろか病院内も自由に行き来できず、7階の決まった場所からしか描くことができなかった。普段は絵になる場所を探してスケッチに出かけ、出会ったことのない景色に感動し意気揚々と描いたものだが、入院中は毎日同じ絵を描き続けなければならず、その不自由さに落胆した。
それでも毎日描き続けているうちに、同じ風景であっても時刻や天候によって表情を変えていくのだと改めて実感することができた。山は不動でも雲は動き形を変えてゆけば、山の端に沈む夕陽はまるで釣瓶落としだと。入院していた2か月間、毎日描き続け、サムホールのスケッチブックは7冊となった。
今回は、そのうち40点を選出し展示します。是非ともご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ところが、入院中、外出はおろか病院内も自由に行き来できず、7階の決まった場所からしか描くことができなかった。普段は絵になる場所を探してスケッチに出かけ、出会ったことのない景色に感動し意気揚々と描いたものだが、入院中は毎日同じ絵を描き続けなければならず、その不自由さに落胆した。
それでも毎日描き続けているうちに、同じ風景であっても時刻や天候によって表情を変えていくのだと改めて実感することができた。山は不動でも雲は動き形を変えてゆけば、山の端に沈む夕陽はまるで釣瓶落としだと。入院していた2か月間、毎日描き続け、サムホールのスケッチブックは7冊となった。
今回は、そのうち40点を選出し展示します。是非ともご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(開館10:00-18:00/最終日は16:00まで)